この記事を見ている方は、下記のエラーが発生している状態かと思います。
データセットの設定エラー
Looker Studioではデータセットに接続できません。
基盤となる Google スプレッドシートのデータの取得中に問題が発生しました
エラー ID: 78c4df03
Looker Studioは、基盤となるGoogleスプレッドシートからデータを取得するための便利なツールです。
しかし、データ取得中にエラーが発生した場合、問題の解決が必要となります。
本記事では、Looker Studioで発生した「基盤となるGoogleスプレッドシートのデータの取得中に問題が発生しました」というエラーについて詳しく解説します。その原因や、解決するための方法について、わかりやすく説明しています。
まず、「基盤となるGoogleスプレッドシートのデータの取得中に問題が発生しました」というワードで検索した結果、最上部に出てくる公式の文章はこちらです。
グラフ、レポート、データソースで問題が発生した場合は、このガイドにその問題が記載されているかどうかを確認し、記載されている場合は [Steps to resolve](解決方法)をクリックして、問題を詳細に調査および修正する方法をご覧ください。
データポータルのヘルプ
何となく、データソースを確認しましょうと言われているような気がしますが、なかなか明確な回答にはならなさそうです。
ここから、根本的な原因を探る検証を始めます。
こちらが正常に表示されている状態です。
データソースのスプレッドシートを確認したところ、上図のようにエラーが発生していました。
関数が、A÷Bという形で%を算出するものとなっていましたが、IFERROR関数を入れていなかったので、エラーが表示されていました。
そのため、上図のようにIFERROR関数を入れて、計算式に問題がある(計算対象が空白など)場合には空白を返すという関数を入れました。
結果として、表示は空白となり、エラーは回避しました。
その上で、レポートを更新しましたが、結果は同様で、エラーは解消されませんでした。
次に、他のシートもデータソースとして利用しているため、他のシートも確認しました。
確認した結果、一つのシートを元に作成していたピボットテーブルでエラーが発生していました。
ピボットテーブルのソースとして使用していたシートの数値が欠損し、ピボットテーブルがエラー表示となっていました。
その為、ピボットテーブルの元データとピボットテーブルを修正し、改めてレポートを更新した結果が下図になります。
これで、正常にレポートが表示されました。
結論、上記のエラー原因は、レポートのデータソースのスプレッドシートにて、データが欠損したといった理由から、データがうまく作り出せていなかったことが原因となっていました。
他の記事でも同様のエラーをご紹介しています。
Looker Studio「基礎データが変更されました。データソースの管理者に更新を依頼してください。」エラーの原因と解決策こちらの記事では「スプレッドシートのカラム名が削除されていた」といった内容でした。
今回のパターンはデータが欠損し、そのデータを元に自動で作成しようとしていたデータが欠損していたというパターンでした。
エラーの文言やエラーコードは表示されますが、それらは具体的な解決方法を示してくれないので、こういった検証が必要ですね。
今回は「基盤となる Google スプレッドシートのデータの取得中に問題が発生しました」というエラーの原因について確認しました。
今回検証した結果としては、「データソースのデータがエラーとなっている」ということが原因でした。
解消方法としては、単純にカラム名が削除されていないか、データ表示がエラーになっていないかを確認するということになります。
対策方法としては、定期的にデータの欠損が無いかを確認、メンテナンスする。もしくは、シートの保護をかけることでこういった事象が発生するのを防ぐということです。
多くの場合、参照しているデータソース内に何かしらの問題が発生していることにより、エラーが発生します。
LookerStudioについての記事や情報はまだ少ないので、是非このブログの他の記事も見てLookerStudioを使いこなせるようになりましょう。