
Looker Studioでレポートを開いたら、突然「基礎データが変更されました。データソースの管理者に更新を依頼してください。」というエラーが表示されて困っていませんか?
このエラーは、Looker Studioのトラブルで最もよくある問題の一つです。しかし、原因と対処法を知っていれば、数分で解決できます。
この記事でわかること
・エラーの根本原因(検証結果あり)
・4つの解決方法と具体的な手順
・二度と発生させないための予防策
・他のよくあるLooker Studioエラーとの違い
まず、発生しているエラーメッセージを確認しましょう。
データセットの設定エラー
Looker Studioではデータセットに接続できません。
基礎データが変更されました。データソースの管理者に更新を依頼してください。
エラー ID: 2afc2831
エラーIDは発生ごとに異なりますが、「基礎データが変更されました」というメッセージが表示されている場合は、この記事の解決方法で対処できます。
先に結論をお伝えします。
データソース(スプレッドシートなど)のカラム名(列名)が削除・変更されていることが原因です。
Looker Studioはデータセットのスキーマ変更を自動的に検出しません。そのため、元データの構造が変わると、Looker Studio側で認識できなくなりエラーが発生します。
以下に、実際に検証した結果をお見せします。
Google公式ドキュメントの説明だけでは不明確だったため、実際に検証を行いました。

上記のスプレッドシートをデータソースとして、Looker Studioでグラフを作成しました。


まず、数値として使用しているカラムに文字列や関数エラーが入った場合にエラーが発生するか検証しました。
検証結果:エラーは発生しませんでした
数値列に文字列を入れても、Looker Studioは問題なくグラフを描写しました。この操作では「基礎データが変更されました」エラーは発生しません。

次に、スプレッドシートの1行目にあるカラム名(列名)を削除して検証しました。

検証結果:エラーが発生しました
カラム名を削除した直後にLooker Studioを更新すると、「基礎データが変更されました」エラーが発生しました。
【harukaのコメント】
この検証で分かったのは、Looker Studioは「データの中身」ではなく「データの構造(スキーマ)」の変更に敏感だということです。カラム名の変更・削除・追加はすべてスキーマの変更にあたります。チームでスプレッドシートを共有している場合、誰かが誤って列名を変えてしまうとこのエラーが発生するので注意が必要です。
エラーを解決するための4つの方法を、試すべき順番でご紹介します。
最も効果的な解決方法です。以下の手順で操作してください。
手順
1. Looker Studioのメニューバーから「リソース」をクリック
2. 「追加済みのデータソースの管理」を選択
3. 該当するデータソースの「編集」をクリック
4. 画面左下にある「フィールドを更新」ボタンをクリック
5. 変更内容の確認画面が表示されるので「適用」をクリック
この操作により、Looker Studioがデータソースの最新の構造を再認識します。
カラム名が変更・削除されている場合は、元の状態に戻すことでエラーが解消します。
手順
1. データソースのスプレッドシートを開く
2. 変更・削除されたカラム名を元に戻す
3. Looker Studioに戻り、レポートを更新する

通常の更新ボタンでは反映されない場合、スーパーリロードを試してください。
スーパーリロードの方法
・Windows:Ctrl + Shift + R
・Mac:Command + Shift + R
・または:Shift + 更新ボタンをクリック
スーパーリロードは、ブラウザのキャッシュをクリアしながらサーバーから最新のデータを取得する操作です。一時的なキャッシュの問題が原因の場合、これで解決することがあります。
上記の方法で解決しない場合、一時的なネットワークエラーやバックエンドの問題が原因の可能性があります。
Google公式のトラブルシューティングガイドでも、「30分〜1時間ほど待ってから再度アクセスすると改善することがある」と記載されています。
エラーを解決するだけでなく、再発を防ぐための対策も重要です。
カラム名がある1行目に「シートの保護」を設定することで、誤って削除・変更されることを防げます。
設定手順
1. Googleスプレッドシートで1行目を選択
2. メニューから「データ」→「シートと範囲を保護」を選択
3. 「範囲」タブで1行目を指定
4. 「権限を設定」で編集できるユーザーを制限
(または「警告を表示」を選択して、編集時に確認ダイアログを表示)
チームで運用している場合は、以下のルールを設けることをおすすめします:
- カラム名を変更する前にLooker Studio担当者に連絡する
- カラムの追加は末尾に行う(既存カラムの位置を変えない)
- 変更履歴を記録する(誰が、いつ、何を変更したか)
Googleの公式ドキュメントにも記載されていますが、Looker Studioはデータセットのスキーマ変更を自動検出しません。
スプレッドシートのカラム構成を変更した場合は、必ずLooker Studioで「フィールドを更新」を実行してください。これを怠ると、予測できないエラーが発生する可能性があります。
Looker Studioには他にもよく発生するエラーがあります。混同しないように、違いを確認しておきましょう。
よくあるエラー一覧
・「設定が無効です」エラー
→ 指標とディメンションの組み合わせがサポートされていない場合に発生
→ 関連記事:「設定が無効です」エラーの対処法
・「データセットにアクセスできません」エラー
→ 権限設定の問題、またはデータソースが削除されている場合に発生
・「認証情報が無効です」エラー
→ Googleアカウントの認証が切れている場合に発生
→ 再ログインで解決
📚 基本を学ぶ
🔧 トラブルシューティング
Looker Studioを業務で5年以上活用しているデータアナリスト。GA4・スプレッドシート・BigQueryとの連携を得意とし、企業のダッシュボード構築・データ可視化を支援。実務経験をもとに、初心者でも分かりやすい解説を心がけています。
「基礎データが変更されました。データソースの管理者に更新を依頼してください。」エラーについてまとめます。
データソース(スプレッドシートなど)のカラム名が削除・変更されていることが原因。Looker Studioはスキーマ変更を自動検出しないため、元データの構造が変わるとエラーが発生します。
1. 「フィールドを更新」を実行(リソース→追加済みのデータソースの管理→編集→フィールドを更新)
2. カラム名を元に戻す(スプレッドシートで修正)
3. スーパーリロード(Ctrl+Shift+R)
4. 30分〜1時間待ってから再試行
1. スプレッドシートの1行目を保護する
2. カラム名変更時はLooker Studio担当者に連絡
3. データソース変更後は必ず「フィールドを更新」を実行
Looker Studioのエラーは、原因さえ分かれば簡単に解決できることがほとんどです。この記事の内容を参考に、スムーズにデータ分析を進めてください。
他のLooker Studio関連記事もぜひご覧ください。
Google公式:データソースのフィールドを更新する
https://support.google.com/looker-studio/answer/7083608?hl=ja
Google公式:トラブルシューティングガイド
https://support.google.com/looker-studio/answer/12182485?hl=JA
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